かけ算が覚えられなくて我が子は、発達性読み書き障害です。どうやら、音韻処理(※)が弱いよう。そりゃ、昔からの暗唱で覚える九九は、覚えにくいはずです。「うちの子、小学3年生なのに、全然かけ算を覚えられなくて(泣)」とおしゃべり会でお伝えすると、にじの会の親の方々が「うちは、小5でなんとかー」「うちなんて中1だよ」というお言葉にどれだけ心が救われたことか。「『あ!この方法は合わなかったか!じゃあ、次っ!』ってね、なるのよね〜〜(満面の笑顔)」(他の方々も首を縦に振り、激しく同意し、「わかる、わかる」と異口同音)毎回の集まり、勉強会では、専門家集団ではない、子どもに伴走し続ける保護者の集まりだからこその安心感、温かさに包まれます。そして、先輩保護者の方々の笑顔...2023.08.01 01:39会員のエッセイ読むこと計算すること
描くために必要な準備中学に入った息子が持ち帰った技術の課題。見本の等角図を見ながらキャビネット図を描くというもの。協調運動にも問題を抱える子には難しい。・用紙が白黒で線が濃く自分が書いた線を見失う・定規でまっすぐに線を引けない・線をまっすぐ引くと同時に決まった長さで線を止めなければならない・1マス=1cm、奥行きは÷2cm、45度の角度で書くなど考えることがいっぱいそもそも定規を上下・裏表逆さまに構えている…。持ち直そうか、と提案してもひっくり返って拒否。わかったわかったと妥協して線を引き始める。線を引く間に定規を押さえる手がずれて線が曲がる。納得できず涙ぐんで落ち込む。奥行の線も決まったcmで止まれないし、斜め線を平行に引けないと図が歪む。長めに書い...2023.07.24 09:52合理的配慮会員のエッセイ書くこと行動面のこと
にじの会を知るきっかけ3歳になる次男は言葉が遅く、一生懸命しゃべってはいるが一文字も日本語に合致していない宇宙語を話す幼稚園児だった。私は今日あったこと、昨日あったことを思い出しながら怒っている様子、嬉しそうな様子から予想して「こう言いたいのかな?」を友達に伝える役目だった。4歳になる頃、幼稚園の担任に勧められて地域の療育センターへ相談しに行く。それまでは発達障害という言葉を全く知らなかった。療育センターへ週1で通いだすとなんとなく発達障害がどいういうものなのか理解していく。幼稚園で皆と一緒にお遊戯や歌ができないこと。偏食で給食に困っていること。文字というものを景色のように見ていること。朝と昼の区別がついていないこと。自然に身につけていくであろうことがと...2023.07.03 01:56会員のエッセイ行動面のこと