UDフォントの学習教材


【UDフォントとは】

UDフォント=ユニバーサルデザインで作られたフォント(書体)のことです。

濁点が線と一体化して見づらい、3と8の空間が同じように見え誤読するなど考慮し、

一般の方から高齢者・障害者にも見やすく作られています。


最近の教科書はUDフォントが使われているものが多く、よく目にするようになりました。

にじの会の会報も

・UDデジタル教科書体NK-R

・BIZ UDPゴシック体

を主に使用しています。


学習障害、特に読字障害ではフォントを変えることが有効な方も一部いらっしゃいます。

UDフォントでも教科書体・ゴシック体・明朝体などいくつか種類があるので

読みやすいフォントを探してみるのも良いかもしれません。


以下はフォントの工夫が有効なお子様向けの情報です。

同じ学習障害でも合う合わないがありますので無理強いはせず、

支援の選択肢のひとつとお考え下さい。



【UDフォントの学習教材】

学習障害のお子さんがつまづきやすい英語や漢字の教材が

FONT SWITCH PROJECT で紹介されています。

モリサワのUDフォントで作られており、視認性も良いです。


【国語】

・「ひらがな学習応援教材」

ひらがなを絵描き歌のようにボーカロイドやクラリネットの音声で書き順を示す教材。


・「漢字書き順教材」

PowerPointのスライドショーで筆順を表示。

教材の自作も可能。


【英語】

・「英語を学びはじめるすべての子どもたちのための英語学習支援」

読み書きに難しさがある子どもに向けて絵カードや音韻符号化のカード、

単文・接続詞カードなどを使って文章のつながりなどを学べます。


・「アルファベットカード・ブロックカード」

印刷した文字をグリッターペンなどで加工することで視覚や触覚から

文字の形やストロークを感じ取ることができます。


・「もじこ塾 成田あゆみ氏監修 フォニックス英語教材」

英語の音と文字の対応を学ぶのにフォニックスが役立つことがあります。

フォニックス表とフォニックスビンゴシートがダウンロードできます。


各教材は「FONT SWITCH PROJECT」のサイトでご確認ください。

(U)

にじの会 神奈川LD等発達障害児・者親の会 学習障害

LD(学習障害)、SLD(限局性学習症)、ADHD(注意欠如・多動症)、ASD(自閉スペクトラム症)など発達障害を持った方の親の会です。神奈川県全域 横浜・川崎・県央・横須賀・三浦・湘南・県西。小学生・中学生・高校生・大学生・専門学校などの進学・思春期の問題・就労などについて悩みを共有しています。